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オールインワンゲル情報局

「べたつかないオールインワンゲル」は本当に存在するの?

      2016/03/19

オールインワンゲルの口コミを見るとき、

どの製品でも必ず「べたつく」という口コミに遭遇します。

たしかに、オールインワンゲル独特のべたべたした感じ、

ぬるぬるした感じは不快かもしれません。

 

ただ、あのべたべたして浸透しないような感じ、

翌朝顔を洗うときにぬるぬるする感じには、理由があるのです。

 

保湿というと「化粧品で水分を補い、美容液で美容成分を入れ、

最後に乳液やクリームでふたをする」という手順が思い浮かびますよね。

それを1本で終わらせてしまうのが、オールインワンゲルです。

 

オールインワンゲルが1本ですべてを可能にする仕組みは、

水分をたっぷりと含ませる成分を使って多くの水分を肌に供給しつつ、

長い時間にわたって水分を保持し、肌を守り続ける成分も配合していること

化粧水と乳液やクリームなら2ステップに分けて補給できるところを、

1本でしなければならないのです。

 

オールインワンゲルには、

「水分をたっぷり補給し、しかも水分を保持する物質も同時にしっかりと補給する」

という役割を期待されているといえます。

 

この難しい役割を果たすための努力

まずは、いかに水分を補給できるかということです。

オールインワンゲルの使用を断念する理由のトップは、

「肌の表面はべたつくのに、肌の内側は乾燥する」

こと。

それだけ、オールインワンゲルだけで適切に水分を補給するのは難しいのです。

 

ですから、「水分を保持する物質」を使って、

ゲルの中にできる限りの水分をとどめおく必要があるのです。

その「水分を保持する物質」が、保湿成分です。

 

保湿成分の3つの性質

保湿成分と一口に言えども、その役割は

  • 層を作って水分を層の間に閉じ込める
  • その物質自体が水分を抱え込む
  • 外からの水分を吸着する

の3つに分かれています。

この3つがバランス良く配合されている化粧品ほど、総合的な実力は高いです。

 

層を作って水分を層の間に閉じ込める

このタイプの代表がセラミドです。

セラミドは天然のクリームともいえるバリア機能を作り出す、

細胞間脂質にも含まれています。

人間がもともと自力で作ることのできる成分です。

 

ただセラミドはコストが高く、低価格な化粧品にはあまり配合されていません。

ほかにはステアリン酸コレステロール、レシチンやリピジュア(R)もこの仲間です。

 

その物質自体が水分を抱え込む

この代表格がヒアルロン酸です。

ヒアルロン酸は生産コストが低いため、安い化粧水にもよく配合されます。

そしてヒアルロン酸は外からの水分を吸着する成分でもあります。

 

層の間に閉じ込めるタイプより保湿力は弱いですが、

水分のみよりも蒸散する速度を抑えるので、決して侮れない成分です。

 

また、ここ数年注目されだしたプロテオグリカンもこの仲間です。

プロテオグリカンがこのグループのほかの成分と大きく違うのは、

  • ヒアルロン酸の1.3倍とも言われる保水力
  • 真皮に存在し、コラーゲンやヒアルロン酸の生成を助ける
  • EGFと似た作用(細胞を修復したり、成長を促進したりする)

という性質です。

保水力もさることながら、+αの部分も非常に優れています。

管理人もプロテオグリカンを使ったオールインワンゲルを試しましたが、

べたつかないのにしっとりした肌を維持します。

 

外からの水分を吸着する

多くの化粧品に配合されているアミノ酸やミネラルがこの仲間。

ただ湿度が低い=外気に水分が含まれない場合は、あまり本来の力を発揮できません。

多くの化粧水にアミノ酸が含まれているのは、こういう役割があったのですね。

 

多少のべたつきは水分を保持しつつ蒸散させないためのもの

こうした保湿成分にたっぷりと水分を含ませてできているのがオールインワンゲルです。

水分をかなり多めにして、ジェル状化粧水ともいえるほど

さらさらしたオールインワンゲルもないわけではないのですが、

そういった製品は水分を長くとどめておく能力が低いです。

しっとり化粧水だけでスキンケアをやめたらどうなりますか。

肌がパリパリになってしまいますよね。

 

オールインワンゲルを肌に伸ばすと、

まずは保湿成分がその中の水分を美容成分とともに角質層に送り込みます。

ただその速度は化粧水だけの時よりもはるかにゆっくり

 

ヒアルロン酸がたっぷり含まれた化粧水は、ぺたぺたしますよね。

オールインワンゲルは、水分というよりも、

水がしみだしていく袋をたくさん肌の上に置いているのだととらえてもらうとわかりやすいです。

こんな感じ。

(絵のセンスはお察しください)

lotion_gel

左が化粧水のイメージ。

化粧水は水分をダイレクトに与えるので、

角質層に吸収されていく速度も速いですが、蒸散する速度も速いです。

 

右はオールインワンゲルのイメージです。

水分をたっぷり抱えたゲルが、角質層にゆっくり水分を浸透させつつ、

蒸散する速度も抑えているのです。

このバランスが最も取れているゲルが、

あなたにピッタリのオールインワンゲルといっても過言ではありません。

 

化粧水と違ってゲルは肌表面に長く残るので、

それが不快なべたつきの正体。

ですから多少のべたつきは、トレードオフともいえます。

 

べたつきをなるべく減らすには

べたつきをなるべく減らすには、早く浸透させてしまえばいいのですが、

多くのオールインワンゲルは「こすりすぎるとカスが出る」という、

ある意味べたつきを上回る欠点を持っています。

 

そこで、一番いい方法が、

「暖かい手でハンドプレスをする」

です。

 

ハンドプレスは、スキンケアにもベースメイクにも常套手段。

その理由は、肌を温めて血行を良くすることで、

成分の浸透を早めたり、肌の上に乗せたものを早くなじませることができるからです。

冷たい肌は毛細血管が縮み、血行が悪いもの。

 

ちなみに、夜のスキンケアはお風呂上りが一番いいといわれるのは、

肌が適度に湿っていて成分が浸透しやすいだけでなく、

血行がいいので肌へのなじみが早いからです。

 

ゲルのぬるつき自体がダメな時の代替手法

それでもべたつきが気に入らない、

あるいはオールインワンゲル特有のぬるっとした感覚が受け入れられないならば、

オイルクリームタイプのものか、

あるいは液状のオールインワンセラムを使いましょう。

 

べたつきは許せないけど乾燥がひどい場合には、

セラミドとプロテオグリカンの両方、最低片方が入っている美容液を使うのがおすすめ。

どちらも肌が本来持っている成分で、保湿力と肌の修復力が期待できるからです。

ただ、このタイプの美容液はそれなりのお値段がします。

まとめ

もう一度言いますが、オールインワンゲルを使ううえで、

ある程度のべたつきは機能とのトレードオフ

たくさんの水分を抱えた保湿成分が肌の上にとどまるために、

どうしてもべたつきが残るからです。

 

それが無理ならば、ゲルでないタイプのオールインワン、

つまりクリームに近いタイプか、美容液タイプを使うしかありません。

でも、優秀なオールインワンセラムはたくさんあります。

セラミドを増やす力を育てる薬用オールインワンセラム、

「ライスビギン オールインワンエマルジョンNo.11」は特におすすめ!

 

逆に、しっかり保湿するオールインワンゲルを探すなら、

保湿成分の性質の話を参考にしてみると、きっとお気に入りの1本が見つかります。

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